うさぎのさなぎ

ITI班「彼女が死ぬまでの30日間のブログ」をみて来ました。
チャレンジ公演ということで3回しか上演されないため、うち2回を見てきました。さすがに一日に同じものを2回見る気にはならなかったよ・・・。コンプ組さんが結構いるみたいで尊敬です。

レポはいろんな所でされているし、私の脳も性能が悪いので省略。
以下は何の参考にもならない感想ですがネタバレはしてるので念には念で隠しておきます。



主役は好井さん。芸人さんのお芝居を劇場で見るの初めてだったんですが、普通に演技上手くて引き込まれました。(楽日のトークライブで記憶塗り替えられるけど)相手役の女優さんがかなり可愛い系だし演技は上手いしで大好きになり、思わずネット検索をしてしまいました(結局よくわからず)。
他のメンバーは好井さんの友人役でほぼにぎやかし的存在(笑)でも先輩の威厳保ってか根建さんが鍵となる台詞のシーンを担当していました。

ちなみにこの記事のタイトルの「うさぎのさなぎ」は根建さんの発言。ジョークなんでしょうが言われた瞬間鳥肌が立ちました。

2回アドリブ混じりで進むコメディ担当シーンがあるんですが、日替わりでターゲットの回数が変わります。個人的にはタモンズ阿部さんのもしもシリーズが好き。ロールケーキだとかコブラだとか何なの(笑)

中身は完全ブラックだったんですが、ホンを書いた人も歪んでれば演出担当も暗いので(本人達曰く「性格が悪い」)、トークライブで少しずつやっていた二人の模範演技を見るにつけ、本当に好井さんが主役でよかったなぁと思います。二人のどちらかだったらただ病的すぎる。

ちなみに演出家さんが言っていた「おかまっぽい」演技というのに全公演が終わってから改めて気づかされたので(ちなみに私は精一杯の「キレる」っていう引き出し開けてる感じなんだろうなぁと思っていた)、今思い出したら笑ってしまうというちょっと切ないノリになってしまいました。いや、それはそれで面白いからいいんですけど。でもキレるシーンがオカマになってると指摘される→実演してみる→笑われる→笑ったお客さんにぶちきれという好井さんの流れが本当に面白くて最高でした。

あと毎回根建さんの彼女ネタがはさまれるんですが、反応というか対応がいちいちかわいらしくてほんわかしました。でもどこの反応を見ても大体応援ムードがすごくて、こんな芸人さん今まで見たことがないです。やっぱり本人は無いと思っている人望かな?(私は十分に人望ありそうだなと思ってるんですが)私も根建さんよりそこそこ年下なのに「やったね根建さん!」とおねえさん気分になってしまいました。

ITIがもっともっと好きになった公演でした。絶対またこの班で屋って欲しい!